ドライバーの仕事は正社員?業務委託とは何が違うの?
雇用の有無によって待遇が違う
ドライバーとして仕事をするときには正社員になる場合と業務委託を受ける場合があります。求人を見るときにも注意が必要な点で、引っ越し業者や配送業者、タクシー業者などでは業務委託をしていることも少なくありません。正社員と業務委託では企業との契約の仕方が異なります。正社員の場合には雇用される立場になりますが、業務委託の場合には個人事業主として仕事を任される形になるのが特徴です。正社員になると労働関連法規によって守られる立場になり、福利厚生を享受することもできます。業務委託の場合には独立した立場になるので報酬額や業務内容などについての交渉が可能で、命令に従わなければならない立場ではなくなります。
仕事は実質的に同じことが多い
正社員と業務委託ではどちらの方が良いのかが悩みになることもよくあります。どちらの方がドライバーの仕事として魅力があるかは判断が難しいですが、実質的には仕事の内容に大きな違いは生じません。大きな違いになるのは給与か報酬かという点でしょう。正社員の場合には給与を毎月支払ってもらえますが、業務委託の場合には仕事を請け負えなければ報酬を受け取れません。正社員の場合にも歩合制になっていて仕事の業績に応じて給与が決まることがありますが、最低限の給与は保証されます。業務委託では仕事の依頼がなければ収入がゼロとなることもあり得るので注意が必要です。複数社から業務委託を受けることもできますが、収入を安定させたいなら正社員として仕事をするのが賢明な判断でしょう。
ドライバーの求人は、実務経験者を対象としたものが目立ちますが、免許を取得したばかりの人や、他業種からの転職者を歓迎しているものも多く見られます。